猫背は精神的な緊張&酸素不足のサイン

姿勢は心と身体の状態に影響を与えることが多くの研究で示されています。

私の場合柔道整復師の勉強中の生理学、また、心理学での学習中にその関係性から姿勢維持の有用性を応用できればと考えています。

猫背は精神的な緊張やストレスを引き起こすこと、身体的な不調や痛みも招く可能性があります。実際、手のしびれ肩こり、膝痛、腰痛…などなどの方の共通姿勢でもあります。

さらに猫背や姿勢そのものを改善することはメンタルヘルスの向上にも寄与すると考えられるのは前著の通り生理学的にも裏付けされています。

補足として体の不調として基礎疾患があります。病的ではなくとも若いときより数値が変化し始めたら何らかのサインの兆候です。例えば糖尿病、高血圧、甲状腺機能低下症、亢進症、腫瘍などの何らかの影響、喉の疾患、心臓、腫瘍、その他内蔵の不調パーキンソン病、同じ姿勢を取り続けるなどがあります。

何より、体の動きの低下は呼吸の浅さも関連し易いものです。深くしっかり呼吸をしましょう。

体を楽にするには健康であることが何より。家系的にも上記思い当たるなどあれば病院へ行って検査を受けるなどもご検討ください。急な体の痛みはご病気のサインであることも考えられます。

 

また、姿勢とメンタルヘルスの関係について、以下のような研究があります。

 

“姿勢が自己評価や気分に影響することを検証した実験では、背筋を伸ばした姿勢を取った被験者は、猫背の姿勢を取った被験者よりも自己評価が高く、気分が良好であることが報告された。”

“姿勢がストレス反応に影響することを検証した実験では、背筋を伸ばした姿勢を取った被験者は、猫背の姿勢を取った被験者よりもストレスホルモンのコルチゾールの分泌量が低く、心拍数や血圧も低いことが報告された。”

“姿勢が認知機能に影響することを検証した実験では、背筋を伸ばした姿勢を取った被験者は、猫背の姿勢を取った被験者よりも記憶力や注意力が高く、認知的なタスクにおいて優れたパフォーマンスを示したことが報告された。”

これらの研究から、姿勢は自己評価や気分、ストレス反応や認知機能など、メンタルヘルスに関係するさまざまな要素に影響を与えることがわかります。逆に言えば、姿勢を改善することで、これらの要素を改善することができる可能性があります。

 

では、にちじょうせいかつが原因の場合どのようにして姿勢を改善することができるのか。たとえばデスクワークをされている方を例にとると、以下のような方法があります。

 

ポイントは物を体にあわせる です。

てすので、デスクや椅子の高さや位置を調整して、目線や腕の角度が適切になるように、目線はモニターの上端に合わせて水平かやや下向きになる位置へ。腕は肩から垂直に下ろして力を抜き、肘は90度に曲げてキーボードがその手の下に来るようにします。

作業中も意識的に背筋を伸ばして座るようにします。

体感的に中々辛く感じますがここを乗り越えるひつようがあります。胸を自然に張って肩甲骨を寄せるイメージで背中全体をまっすぐにします。頭は首から前に突き出さずに後頭部を引くイメージで頭頂部から天井に引っ張られる感覚を持ちます。

下腹部は軽くへこませ、おしりも軽く締めます。

長時間同じ姿勢で座り続けないよう30分から1時間に一度は立ち上がってストレッチや歩行などの軽い運動を行ったり、特に首や肩、背中、腰、脚などの緊張をほぐすストレッチを取り入れるなども効果的です。

姿勢を改善することは、メンタルヘルスだけでなく、身体の健康やパフォーマンスにも大変好ましいです。姿勢はあなたの心と身体の状態を反映するだけでなく、それらにフィードバックするものでもあります。

脳はあなたの姿勢、行動を観察している、そしてそれらを下にホルモン分泌、思考、アイデアを発想させる、と明言している研究者もいらっしゃいます。

姿勢を正しく維持することは機能的に体を使いやすくすること。姿勢からあなたの心と身体のバランスを整えることができるようお手伝いさせていただきます。

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